朝から制作意欲がムクムクと湧き起こってしまったので、仕事をさておき、すっかりハマってるイラスト制作に励む。絵と構成のエスキースを一通り描き切って着色に入る。前回はサインペンの墨を滲ませて失敗するという致命的な失敗を犯したこともあり色鉛筆をチョイスして何本か色出しをしたけれど何ともテイストが合わない。サインペンのビビットなタッチで昔の木版的な色感を出したいんだよなぁと。とりあえず墨は危険なので鉛筆の下書きをままに着彩作業を淡々と進める。
遠い記憶を掘り起こす行為自体は時々、無意識的にやっているけれど、取り出して意識下に残そうとするならば、それは整理され加工された幻想に違いない。見たくないものにはそれこそ無意識的に蓋をし無意識の奥深くに埋めてしまう。記憶は整理され、創られるもの。もし本当に記憶の顕在化をしたいならば、その闇に光をあて持てる体力を余すことなく使って刮目しなければ。