2022-09-03 手書き作業

 MAUの課題に取り組むため、家に引きこもって作業を進める。人生に焦点を当て、興味の変遷をグラフィックレコードを使って表現する課題だが、既に記憶にないことも多く、過去の情報整理に随分手間取る。人生悲喜交々、爆発しそうな大量の記憶があるけれど、整理してまとめようとすると結局は一般的なテーマに収斂していく。

 制作の過程で双六を見つけたので、ビジュアライズのフォーマットにする。そういえば、先日見た葛飾北斎の展示でも双六を見かけたことを思い出す。富嶽三十六景じゃないけれど、コレクション的な作風にあるからか、双六と北斎の作風の親和性は高い気がする。現代的なボードゲーム的な作品よりビジュアルで統一感を持たせた絵も面白いかもしれない。

2022-08-29 瀬戸内

 3日間の瀬戸内芸術祭の最終日は小豆島へ赴く。小学校の修学旅行以来、数十年ぶりの来島だったが、まず思い出したのは深く記憶に刻まれた大事件だった(他人事ながらあまりの衝撃だった)。島の心象風景と時を経て目にする現実に大きな違いがないことに違和感を覚えるが、よく見るとやや寂れた雰囲気もある。やはり、島も年老いる。

 小豆島ではバス移動で多くの時間を使ってしまった。月曜なのにそこそこの芸術フリークがバスに乗り込み、住民を追い出すかの如く空間を占有している。お目当てのジョルジュ・ルース作品を見たついでに醤の郷現代美術館に立ち寄る。男木島ですっかり感銘を受けた大岩オスカールの作品を思いがけず目にすることができた。時間に追われ、いくつかの展示を横目に早々にフェリー乗り場へ向かう。

 女木島、男木島、直島、小豆島。それなりにお目当てを目にすることができたので充実感を感じる。人生のわずかな時間を共にした人達の作品を目にし、懐かしさと同時に(勝手ながら)誇りに思えることもあり、知らなかった作家との新しい出会いもあり。